こんにちは、ともこです。
口紅、リップやティント等、等色味のある化粧品によく配合されていますが、タール色素についてちょっとだけまとめてみました。
タール色素とは
タール色素は合成着色料で、黄色4、赤202など、色と数字で表記される色素です。化粧品や食品等に色を付けるために使用されるもの。
タール色素の タールは 石炭(タール)を分解する時に発生するコールタールからきているそうで タール色素は以前はこのコールタールを原料として生成されていたことから タール色素と呼ぶようになったのだとか。
しかし現在、タール色素は、主に石油を精製する際に発生する物質を原料としており、コールタールを原料とするタール色素はほとんど使われていないようです。
タール色素の種類と安全性について
タール色素は石油から作られる合成着色料で、色味により83種類あり、食品添加物や化粧品に使用されています。
そして化粧品や食品に使用できるタール色素は厚生労働省によって決められています。
・化粧品については 83種使用可(但し口紅には58種のみ使用が認められている)
・食品添加物については 食用タール色素として12品目のみ安全性が認められ 使用が認められている。
食用タール色素:12品目
赤2号、赤3号、赤40号、赤102号、赤104号、赤105号、赤106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号 |
そしてタール色素の気になる安全性ですが
・海外では 種類によって 自主規制や 使用を禁止している国もある
・近年の実験では 安全性が確認されている
・コーティングされているから大丈夫
・タール色素以外の天然色素だからって 安全とも言えない
・最近のタール色素は昔のコールタール主原料とは違うので心配ない
という情報もあったり、また危険と言っても、使用頻度や蓄積される量等、度合いの問題かもしれない点等・・・曖昧です。
実際 店頭では口紅、色のついたリップの場合、タール色素が入っていないものを見つける方が難しいのが現状です。
なのでなんとなく良くないかもしれないな~と思いつついちいち気にしていられない、というのが実際のところです。
私の場合、実際にタール色素が入っている口紅やリップで塗ると唇が荒れやすいので 使わない方が無難・・・ということになっています。
しかしタール色素にもアレルギー性のあるものとないものがあるようです。
タール色素は顔料と染料に分かれている!
タール色素は、同じタール色素でも顔料と染料に分かれるのだそうです。
ティントとリップや口紅の違いを調べていた時にこのことに気づいたのですが・・・
顔料は 粉末で粒子が大きく、皮膚の角層の内部に入らず皮膚の表面にのって発色するのに対し染料は 皮膚の内部、角層に染まって発色とのことで、
染料は色が落ちにくい分、顔料に比べると唇の皮膚に負担がかかりやすい性質なのだとか。
なので、タール色素が使われていると言っても、染料であるタール色素と使われているリップ、口紅と顔料であるタール色素が使われているものでは、負担が違うとうことから、タール色素が入っているリップ、口紅=全てが荒れやすいということでもない のかな・・・と考えられます。
タール色素について分かりやすい解説をされている方のブログがありましたのでここでご紹介させていただきます。
タール色素のどれが顔料なのか、染料なのかを見分けるのに一目瞭然のわかやすい表も掲載されています。
かずのすけさん(美容を教える化学の先生)のブログ
このページではタール色素についてちょっとだけまとめてみました。今後のリップ選びの参考にしていただければ幸いです♪